この記事ではMPCにサンプリングする方法を解説します。
サンプリングとは
サンプリングとは
過去の曲や音源の一部や楽器音や身の回りの音を録音し、楽曲の中で使用することです。
一般的にはヒップホップのトラックのなかで過去にリリースされているクラシックやファンク、ディスコの楽曲をサンプラーで録音(サンプリング)してその一部をトラックのなかで使用する事として知られていると思います。
MPCサンプリングを手軽に実現した機材として登場し、サンプラーの定番機種として現在の地位を築いています。
サンプリングをする上での注意
MPCを手に入れたらまず初めにサンプリングがしたいと思う人が多いと思いますが、他人の楽曲をサンプリングするということには本来その楽曲の権利者からの許可が必要となります。黙認されている事も多くありますが、基本的には自分の趣味の範囲でサンプリングを楽しんでください。
ロイヤリティーフリーで使用できるサンプルがSpliceなどで購入することができますので、公開や販売するトラックについてはSpliceで購入したサンプルを使用することをお勧めします!
MPCにサンプリングソースを接続する
早速サンプリングするために MPCにサンプリングしたい機器を接続します。
ポップやハウリングでスピーカーやヘッドホンの破損や耳へのダメージを避けるために接続時にオーディオソースとスピーカー、ヘッドフォン、モニターのボリュー ムレベルを下げておきましょう。
必要機材
・MPC
現行の MPCシリーズ( MPC X、 MPC Live II、 MPC One)でのサンプリング方法の解説となります。
プレイヤー(CDプレイヤー、レコードプレイヤー、スマホなど)
出力端子のあるプレイヤーであれば MPCに接続することができます。 Phonoイコライザーを搭載した端子を搭載していないMPC Oneにレコードプレイヤーを接続する場合にはPhonoイコライザーを搭載したDJミキサーやPhonoイコライザーを間に挟む必要があります。この記事ではPhonoイコライザーを必要としない機器からのサンプリングの方法を紹介します
Phonoイコライザーについて(作成中)
・オーディオケーブル
オーディオケーブルは接続する機器に適したものを選択する必要があります。
ポータブルCDプレイヤーなどヘッドホン端子を接続する場合には3.5mmミニジャックー標準フォンのY字ケーブルを使用します。ヘッドホン端子のついていないiphoneなどのスマホからサンプリングする場合にはライトニング変換やUSB-C変換を組み合わせて使用してください。
手順
①イヤホン端子の無いスマートフォン(iphone)を接続します。イヤホン端子に変換する端子を接続し、そこにYケーブルの3.5mmミニジャック端子を接続します。
②Yケーブルの反対側の標準フォン端子を MPCの入力に接続します。接続する MPCによって接続場所が違うので以下の画像を参考に接続してください。 MPC X、 MPC Live IIの場合入力端子の横にあるスイッチをLine側にしておきましょう。
③ MPCのメニューからSAMPLERを選択してサンプラー画面へ移動します。
*MPC X、 MPC Oneの場合Samplerボタンを、 MPC Live IIの場合Shift キーを押しながらMix/Samplerを押してSampler画面に移動できます。
④録音レベルを調整します。
MPC Xの場合:3/4 RecGainで録音レベルを調節します。
MPC Live II、 MPC Oneの場合:Rec Volで録音レベルを調節します
オーディオソースを再生しながら入力レベルを設定します。( MPC Xの場合は入力チャンネル設定を”input 3,4”に変更し)メーターに表示されるレベルが最大レベルを超えないレベルに調整します。メーターの最大が-3あたりになるようにレベル調整するのがオススメです。レベル調整が完了したら録音待機の”Arm” ボタンをタップして、録音を開始します。この時レベルメーターの左側の赤矢印(スレッショルドスライダー)が一番下になっていない場合入力が矢印のポイントを超えた瞬間に録音が開始されます。
*サンプリングする音が長い場合にはArmの下にあるMax Lengthの部分で最大サンプリング時間を調節します。1 サンプルあたり最大19分59秒まで録音できます。
設定した最大録音時間に到達、またはSTOPをタップすると録音が停止します。録音を停止すると、サンプルの保存ウィンドウが表示されます。Edit Name フィールドをタップするとキーボードが表示されるので、キーボードでサンプルに名前を付けます。
サンプルを保存するにはKeep をタップ。 破棄してサンプラーに戻る場合にはDiscard をタップします。
まとめ
以上の方法でサンプリングができるようになります。サンプリングをする際には入力レベルが適正になっているかを必ず確認しましょう。小さすぎたり大きすぎたりすると音質が悪くなってしまうため、再度サンプリングをしなければならなくなってしまいます。また、保存時のサンプル名は分かりやすく付けることで同じサンプルを再度使う際に見つけやすくなります。
サンプルを保存できたら次はサンプルエディットモードでサンプルを使いやすいようにエディットします。
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サンプルエディットについて(作成中)
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