MPC ファームウェアアップデート方法(V2.10)

MPC

お持ちのMPCのファームウェアアップデートはされていますか?

MPC X/MPC Live/MPC Live II/MPC Oneは共通のMPC OSを使用しており、無償でファームウェアアップデートが提供されています。ファームウェアアップデートを行うことで、MPCの動作が更に安定化したり、追加の機能や音源が使用できるようになります。

この記事では、MPCのファームウェアアップデートの方法とダウングレードの方法をご紹介します。

   

ファームウェアアップデート手順

3種類のアップデート方法

MPCのファームウェアアップデートは以下の3つの方法で行うことができます。

①PC経由でのアップデート(Update Mode)

アップデート用のアプリケーションを使用してアップデートを行います。

②USB経由でのアップデート(USB Drive Update)

USBメモリにアップデート用ファイルを保存してアップデートを行います。

③Web経由でのアップデート(Online Update)

Wifi接続をしてWeb経由でアップデートを行います。

PC経由でアップデートする場合(Update Mode)

PC経由でアップデートするにはアップデート用のアプリケーションをAKAI Professionalのウェブサイトからダウンロードしてアプリケーション経由でアップデートを行います。

手順は以下の通りです。

①アップデート用アプリケーションをダウンロードする

MPC X / MPC Live II / MPC Oneのいずれかの製品Webページヘ移動します。

アップデート用のファイルは共通なのでどの製品ページでも問題ありません。ここではMPC Xの製品ページへ移動します。製品ページが開いたらページ内のDownloadsをクリックします。

Downloadページに移動したらアップデートに使用するPCのOSに合ったアップデーターをダウンロードします。

Windows

  • MPC 2.10.1 FIRMWARE UPDATE (PC) (161.11 MB)

Mac

  • MPC 2.10.1 FIRMWARE UPDATE (MAC) (499.51 MB)

②MPC本体をPCに接続してアップデートモードにする

次にMPCをUSBでPCに接続します。

PCへの接続が完了したらMPCを起動して、環境設定を開きます。環境設定を開くには、MENU画面上部の歯車アイコンをタップします。

アップデートモードに入るには、INFOタブ内画面右下の UPDATE をタップします。

アップデートモードの選択が表示されるのでSwitch to Update Modeをタップします。

タップするとアップデートモード移行前のアラートが表示されるので画面下のUPDATEをタップしてください。

そうするとMPCが一度シャットダウンしてUPDATE Modeで再起動します。

*この時点でアップデートを中止したい場合にはそのまま本体をオフにしてください。

③アップデート用のアプリケーションを起動してアップデートを行う

ステップ①でダウンロードしたアプリケーションを起動します。

開いたウィンドウのUPDATE MPCをクリックするとアップデートが開始されます。

アップデートが完了すると自動的にMPCが再起動します。正常に再起動されたらアップデート完了です。

USBメモリ経由でアップデートする場合(USB Drive Update)

USBメモリ経由でアップデートするにはアップデート用のイメージファイルををAKAI ProfessionalのウェブサイトからダウンロードしてUSBメモリに保存してアップデートを行います。

手順は以下の通りです。

①空のUSBメモリを用意する

安全にアップデートを行うためにまずは空のUSBを用意します。このときUSBメモリのフォーマットはFAT32かexFATになっているか確認してください。異なる形式だった場合にはいずれかの形式でフォーマット作業を行ってください。

②アップデート用のイメージファイルをダウンロードする

MPC X / MPC Live II / MPC Oneのいずれかの製品Webページヘ移動します。

アップデート用のファイルは共通なのでどの製品ページでも問題ありません。ここではMPC Xの製品ページへ移動します。製品ページが開いたらページ内のDownloadsをクリックします。

Downloadページに移動したらアップデートに使用するイメージファイルをダウンロードします。

  • MPC 2.10.1 FIRMWARE UPDATE (USB) (158.97 MB)

②ダウンロードしたアップデート用ファイルをUSBに保存する

用意した空のUSBのルート(一番上の階層)にダウンロードしてきたイメージファイルを保存します。この時イメージファイルの名前などは変更しないでください。

③USBメモリを接続した状態でMPC本体をアップデートモードにする

MPCを起動して先程用意したUSBメモリを接続し、環境設定を開きます。環境設定を開くには、MENU画面上部の歯車アイコンをタップします。

アップデートモードに入るには、INFOタブ内画面右下の UPDATE をタップします。

アップデートモードの選択が表示されるのでUSB Drive Updateをタップします。

タップするとアップデートモード移行前のアラートが表示されるので画面下のUPDATEをタップしてください。そうするとMPCが一度シャットダウンしてUPDATE Modeで再起動し、アップデートが開始されます。

アップデートが完了すると自動的にMPCが再起動します。正常に再起動されたらアップデート完了です。

Web経由でのアップデート(Online Update)

比較的新しいファームウェアでMPCがWifiまたは有線でインターネットに接続されている場合MPCのみでファームウェアのアップデートが可能です。

手順は以下の通りです。

①MPC本体をアップデートモードにする

MPCを起動して環境設定を開きます。環境設定を開くには、MENU画面上部の歯車アイコンをタップします。

アップデートモードに入るには、INFOタブ内画面右下の UPDATE をタップします。

アップデートモードの選択が表示されるのでOnline Updateをタップします。

タップすると現在インストールされているファームウェアが最新ではない場合、アップデートが可能となります。画面にUPDATEオプションが表示されるのでUPDATEをタップしてください。そうするとMPCがアップデートの必要なデータのダウンロードとアップデートが開始されます。

アップデートが完了すると自動的にMPCが再起動します。正常に再起動されたらアップデート完了です。

 

以上の手順でファームウェアのアップデートが完了します。アップデート手順は今後のバージョンでも同様であると思うので、アップデート方法がわからなくなった際にはこの記事を参考にしてみてください。

2022年3月現在の最新ファームウェアV2.10ではプラグインが14種類追加されています。

このプラグインはエフェクトプラグインの他に、ソフトシンセプラグインも含まれており、このシンセを使用するためには、MPCに専用のファイルをインストールする必要があります。

新たに追加されたプラグインの解説とシンセ用ファイルのインストールについては別の記事で解説します。

MPCファームウェアv2.10解説→(作成中)

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